では第２問へどうぞ…⇒⇒⇒
Q1 「あ〜今日もいいお天気ですねぇ〜」 ベッドから起き出し、窓を大きく押し開けてルヴァがつぶやく。 深呼吸をすると朝の大気が爽やかだった。 （さて、今日はどうしましょうか） 土の曜日の朝は心楽しい。これから２日間の休日が始まるのだという思いが、気持ちを軽くする。 （これでリュミエールが居てくれたら、言うことはないのですけれどね…） リュミエールは緊急である星の視察に行っている。それほど長引かないだろうとは思われるのだけれども…。 （午後くらいには帰ってくるでしょうか…） 帰ってくるといいのに…とルヴァは思う。帰ってきたら残りの週末は２人でのんびりと過ごそう。美味しいお茶を淹れて、たわいもないことをおしゃべりして過ごそう。 ルヴァは窓の外に広がる聖地の風景を眺めながら、そんなことをぼんやりと考えていた。 昼食を終えてテラスでお茶を飲んでいると、いつもの週末のように守護聖たちがやってきた。中堅・年少の６人が顔を揃えているのを見て、ルヴァは「おや」と目を丸くした。 「いらっしゃい。珍しいですねぇ、皆さんお揃いとは」 「うん、ちょっとね〜」 オリヴィエが面白そうに笑う。 「リュミエール、視察から帰っていらしていたのですね」 「はい、先ほど戻ってまいりました」 私邸に着くとすぐにオリヴィエたちがやってきて、そのまま連れ回されているのだ、とリュミエールは苦笑しながら話した。 「そうだったんですか。何かあったのですか、オリヴィエ」 「うぅん、何でもないんだけどねぇ〜」 オリヴィエはまた楽しそうに笑う。気が付けば６人とも楽しそうな笑みを浮かべている。 「何なんですか、いったい。まぁとにかく座ってください、お茶を淹れますから…」 「で、何をたくらんでいるんです、オリヴィエ」 「たくらんでるってほどでもないよ。ただ、日頃の感謝を籠めて、ルヴァにちょっとしたプレゼントをしようと思ってさ」 「…はぁ…それはどうも…」 「ねぇ、ルヴァ、今日が何の日か知ってるでしょ」 「今日、ですか」 「そ。２月１４日」 あぁ、とルヴァは頷く。 「えぇ、知ってますけど…。何ですか。私にチョコレートでもくださろうとでも言うんですか」 「何で私たちからルヴァにチョコ贈るのさ。そうじゃなくって…」 オリヴィエはルヴァを品定めするように上から下へと眺めおろす。 「ねぇ、ルヴァ、アンタもいくつか貰ってるんでしょ、チョコ」 「え？ あぁ、そうですねぇ。よく知りませんが、なんだかいろいろ届けられているようですねぇ」 「何よ、それ。張り合いがないねぇ。まぁ、いいわ。あのね、ルヴァ」 「はい、何でしょう」 「私たち６人もそれぞれいろんなところでチョコ貰ってるんだけれどね、今日午前中に直接渡されたチョコを足すと、ちょうど１００個なんだよ。それで、今からいうデータで誰が何個貰ったのか当ててもらおうと思って」 「問題のプレゼント、というわけですね。ありがとうございます。えぇ、受けて立ちましょう」 ルヴァは嬉しそうに微笑んだが、何か思いついたように首を傾げた。 「あの、直接って、リュミエールはさっきまで視察に行っていたのではありませんか」 「心配無用だよ、ルヴァ。視察が終わって、その報告やら何やらでしばらく聖殿にいたからね。休みの日だってのに女官たちが待ち構えていたらしいからさ」 「そんなことありませんよ」 リュミエールが恥らうように言う。 「まったくなぁ、女官たちだけじゃない。警備兵たちも非番のヤツまで寄ってたかって帰りを待ってたっていうぜ」 「オスカー、あなたこそ、聖地中の女の方を誘惑して回っていらっしゃるではありませんか」 「おい、リュミエール、何を言うんだ」 「はいはい、不毛な言い合いはまたの機会にね。問題に行くよ」 オリヴィエの声に５人は楽しそうに応じる。 「じゃあ、まず最初の条件を言うぜ」 ゼフェルが弾んだ声で口火を切る。
言い終わって、６人は顔を見合わせる。 「さ、答えは出たかな」 オリヴィエが尋ねると、ルヴァは「えぇ、出ましたよ…」と笑った。 |
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問：６人が貰ったチョコの数を当ててください。 |
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いかがでしたか？
では第２問へどうぞ…⇒⇒⇒