それでは第９６回の解答＆解説です。
解説はおなじみ地の守護聖ルヴァ様です。 こんな問題でした。 彼女は２月２９日に生まれた。 彼女は３歳年上の夫と結婚し、２２歳になった年に子どもを産んだ。 この子どもは夫より１０年早く亡くなったため、夫の父親（つまり、この子の祖父）が亡くなった時の年齢の４分の１しか生きていなかった。 彼女の夫は、元旦に生まれ元旦に亡くなった。 夫の亡くなった時の年齢を２で割ると、彼の父親の亡くなった時の年齢の３分の１になる。 これで、夫が亡くなったときの彼女の満年齢を求める問題でしたね。 年齢はいつも整数で考えることを忘れてはいけませんよ。 まず、祖父の生涯ですが、子どもの４倍、夫の生涯の半分の３倍、ということで、３と４の公倍数である１２の倍数となります。 夫は彼女より３歳年上ですから、子どもが生まれたときの夫の年は２５歳ですね。 子どもは夫より１０年早くなくなったということから、夫の生涯と子どもの生涯の差は３５歳となります。 ここまでを表にしてみましょう。
上は…、このくらいまで考えておけばよいでしょうね。 さて、祖父の生涯は夫の生涯の半分の３倍、ということですから、夫の生涯は偶数のはずです。 この表から夫の生涯が偶数であるものだけを選び、それを半分にして３倍してみましょう。
夫の亡くなったときの年齢は５６歳で決まりですね。 では、そのときの彼女の満年齢は何歳でしょうか。 夫は３歳年上なので３歳引いて５３歳とされましたか？ ここで、もう１つ忘れてはいけないことがありますよ。 そうです。 問題は彼女の満年齢を聞いています。 ということは、誕生日が重要な要素となるのですよ。 夫の亡くなったのは元日、彼女の誕生日は２月２９日ですから、 夫が亡くなったとき彼女はまだその年の誕生日を迎えていません。 従って答は５３歳の１つ手前の５２歳となりますね。 え？ 誕生日が２月２９日ということは、４年に１度しか誕生日がこないから年齢はもっと少なくなるんじゃないか、ですか？ いくらなんでも、そんな小学生の引っ掛け問題みたいなことは考えないでくださいね。 ということで、答は ５２歳 です。 A2 では、第２問にいきましょう。 これはデータをちゃんと読み解いていけばいい問題ですね。 こんな問題でした。 出掛けるのはリュミエール、オリヴィエ、オスカー、ゼフェル、ランディの５人。 行く先は「風渡る草原の惑星」「深き闇の惑星」「輝く暁の惑星」「透き通る水の惑星」「実り豊かな光の惑星」の５ヶ所です。 ５人は５日間連続でこれらの惑星を訪れる。 １ヶ所に２人ずつ、午前に１人午後に１人という形で順番に行く。 月の曜日から金の曜日まで、５人は午前に１回午後に１回どこかの星に出掛ける。 １日の午前と午後の行く先は同じ星。同じ人が同じ場所に行くことはない。 という条件で、データはこうでした。 １．最初、つまり月の曜日の午前に出掛けるのはオスカーで、その日の午後に出掛ける人は「草原の惑星」にも出掛ける。 ２．ある曜日の午後に「暁の惑星」に出掛けるのはリュミエール。 ３．オリヴィエが午前中に出掛ける日（行く先は「草原の惑星」ではない）の翌日の午前中にはランディが「水の惑星」に出掛ける。 ４．最後、つまり金の曜日の午後に出掛けるのはオスカーではない。 ５．午前がゼフェル、午後がランディという日がある。 ６．ゼフェルが午後「光の惑星」に出掛ける日の午前に出掛けるのはオリヴィエではない。 ７．水の曜日の行く先は「闇の惑星」。 では考えていきましょう。 最初に埋まるのはこうです。
（Ａ）
これ以外に「…ではない」などの注意事項がありますから気を付けてくださいね。 さて、取っ掛かりはどこでしょう。 水の曜日に訪れる先が決まっていますから、（Ｂ）の入る場所は オリヴィエ（午前）が水の曜日か木の曜日の２通りです。 ここから考えていきましょう。 仮定１：オリヴィエ（午前）を水曜日とする。
（Ｃ）は火の曜日と金の曜日の可能性がありますね。 仮定１−１：（Ｃ）が火の曜日
リュミエールの午後（Ａ）は月の曜日にしか入りません。 とすると、月の曜日が暁の惑星、データ１から金の曜日が草原の惑星となって、 ゼフェルの午後（Ｄ）の入るところがありません。 この仮定は成り立ちません。 仮定１−２：（Ｃ）が金の曜日
リュミエールの午後（Ａ）は月の曜日にしか入りません。 とすると、月の曜日が暁の惑星、データ１から火の曜日が草原の惑星となって、 ゼフェルの午後（Ｄ）の入るところがありません。 この仮定は成り立ちません。 よって、オリヴィエ（午前）は木の曜日となります。
仮定１：（Ｃ）は火の曜日
リュミエールの午後（Ａ）は月の曜日か木の曜日ですが、 ゼフェルの午後はデータ６から月の曜日しか入りません。 したがってこうなります。
データ１から、ゼフェルが午前に出掛けた時の行先は「草原の惑星」です。 データ４から金の曜日の午後はオスカーではありませんから、 オスカーは水曜日の午後。金の曜日の午後は残ったオリヴィエとなります。 これで全部収まりました。 仮定２：（Ｃ）は水の曜日
ゼフェルの午後はデータ１と６から火の曜日しか入りません。 リュミエールの午後（Ａ）は月の曜日か木の曜日ですが、データ１から月の曜日は無理です。 したがってこうなります。
データ１からそれは不可能です。 この仮定は成り立ちません。 ということで、全部が収まるのは１通りだけでした。これが答です。 まとめておきましょう。
えーと、解答はこんなところですが、よろしいですか？ はい、ルヴァ様ありがとうございました。 応募してくださった方には正解数に応じてポイントを差し上げています。 今回までの得点はここをご覧ください⇒  ※応募された方にはそれぞれにメールで結果と獲得ポイントをお知らせしています。 正解発表後２日ほどしても届いていないという方はメールアドレスの間違いなどの可能性がありますので、 こちらまでお問い合わせください。⇒ ＧＯ！ 次回、第９７回の問題編は、９月２４日の夜中頃の予定です。  |