解説はおなじみ地の守護聖ルヴァ様です。
それではルヴァ様、よろしくお願いします。


A1

はいは〜い。では１問目から考えてみましょうね〜。

爆弾の起動を解除するには、ＡＢＣの３箇所のケーブルを切断すればいい。
ケーブルは赤・白・黄の３色で、そのうち２本はダミー。
正しいケーブルをつないだときには在庫切れのケーブルがあった。
爆弾解除マシン『まかせて安心君１号』は正しい答と間違った答を交互に答える。
改良型『まかせて安心君２号』は３回のうち２回正しい答を答える。
１号２号が出した答は『赤-赤-白』と『白-白-黄』
解除するにはどのケーブルを切ればいいか。

こんな問題でした。

条件をよく読んで、何をどう考えたらいいのかを考えてくださいね。

まずは、「まかせて安心君」１号・２号の出した答を吟味してみましょう。
それぞれが出した答は「赤-赤-白」と「白-白-黄」ですが、１箇所も一致したところはありませんね。
そのことを覚えておいてください。
さて、
１号の答は「正-誤-正」か「誤-正-誤」
２号の答は「正-正-誤」か「正-誤-正」か「誤-正-正」
となりますが、
１号と２号がどちらも正しい答を出したのなら、その箇所の答は一致するはずです。
さっき見たように、１箇所も一致したところはないのですから、１号２号共に正解を出したところは１箇所もないということになります。
１号２号の解答パターンで正しい答の位置が１箇所も重ならないものは、
１号「誤-正-誤」
２号「正-誤-正」
の場合だけです。

次に、「赤-赤-白」と「白-白-黄」のどちらが１号の答で、どちらが２号の答か、考えてみましょう。
前者が１号だとすると、
１号は「赤-赤-白」で「誤−正-誤」ですから正しいものは「○-赤-○」。
２号は「白-白-黄」で「正-誤-正」ですから正しいものは「白-○-黄」。
合せると、「白-赤-黄」となります。
正しいケーブルをつないだときには、在庫切れのケーブルがあって３色は揃っていなかったのですから、これではありません。
したがって、前者は２号の答、後者が１号の答となります。
１号は「白-白-黄」で「誤−正-誤」ですから正しいものは「○-白-○」。
２号は「赤-赤-白」で「正-誤-正」ですから正しいものは「赤-○-白」。
合せると、「赤-白-白」となります。

以上で答がでましたね。
そうです。切断するケーブルは、「赤-白-白」です。




A2

さあ、では第２問を見てみましょう。

ここに４人の美しい女性がいます。
彼女たちは皆妖精か魔女のいずれかです。
妖精は必ずウソをつきます。
魔女は本当のことを言ったりウソをついたりします。
彼女たちの発言から、それぞれが妖精か魔女かを当ててください。

Ａ「私たちの中に、妖精は１人以上います」
Ｂ「私たちの中にいる妖精は２人以下です」
Ｃ「私たちの中にいる妖精は２人以下です」
Ｄ「Ａは魔女です」

この手の問題は「この人が魔女（あるいは妖精）だとすると…」とか、「この人が本当のことを言っているとすると…」などと仮定を立てて解くのがよいですね。全体を見回して、どう仮定するとうまくいくのか考えてください。
では、やってみましょう。

Ａが妖精だと仮定します。
そうすると、少なくとも１人は妖精がいることになりますから、Ａの言っていることは正しいことになります。
ならば、Ａは妖精でありながら正しいことを言ったことになって、これはおかしいです。
よって、Ａは妖精ではなく魔女となります。

Ａは魔女ですから、Ｄは正しいことを言っています。⇒Ｄは魔女です。
４人のうち魔女が２人、ということは、妖精がいたとしても最大限２人までです。
ということで、
ＢとＣの発言はどちらも正しいことになります。⇒Ｂ、Ｃは魔女。

これで、全員わかりましたね。
ええ、答は　４人とも魔女　ということになります。



えーと、解答はこんなところですが、よろしいですか？



はい、ルヴァ様ありがとうございました。

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次回、第１１５回の問題編は、９月１５日夜の予定です。